2015年12月3日 （仮訳）Thelotrema glaucopallensグループに対する新属Wirthiotrema Rivas Plata, E., Kalb, K. & Frisch, A., 2010. Wirthiotrema: a new genus for the Thelotrema glaucopallens group (Ascomycota: Ostropales: thelotremoid Graphidaceae). The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282909990454 [Accessed December 2, 2015]. 【R3-02436】2015/12/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 形態学的検討および分子系統解析（先行研究）の結果に基づき、Thelotrema glaucopallensグループに対して新属Wirthiotremaを提唱した。 本属は地衣体および子器がMyriotrema型、果托が異形菌糸組織からなり、担子胞子が無色でI陰性であることなどで特徴づけられた。 T. glaucopallensなど3種を本属に移し、これらを含む検索表を掲載した。 （新組み合わせ） Wirthiotrema glaucopallens (Nyl.) Rivas Plata & Kalb 語源…（属名）地衣学者のVolkmar Wirth博士に献名 旧名：Thelotrema glaucopallens Nyl. 【よく似た種との区別】 Wirthiotrema santessonii 地衣体の形態が類似している 子器の形態が類似している 地衣成分が類似している 子実層が透明 本種と異なりパスチュール (dactyls) を有する Ocellularia clandestina 本種と異なり地衣体が類白色 本種と異なり地衣体が蓚酸カルシウムの結晶に顕著に覆われる 本種と異なり果托の頂部が炭化する 本種と異なり”columella”の頂部が炭化する 本種と異なり子嚢胞子の壁がチクビゴケ属型 本種と異なり子嚢胞子の隔壁がチクビゴケ属型 （新組み合わせ） Wirthiotrema santessonii (Hale) Rivas Plata & Frisch 旧名：Thelotrema santessonii Hale 【よく似た種との区別】 Wirthiotrema glaucopallens 地衣体の形態が類似している 子器の形態が類似している 地衣成分が類似している 子実層が透明 本種と異なりパスチュール (dactyls) を欠く （新組み合わせ） Wirthiotrema trypaneoides (Nyl.) Rivas Plata & Lücking 旧名：Thelotrema trypaneoides Nyl.